OTO-ZURE #2




■6/12(sun)
oto-zure
-おとずれ#2 イギリスから-

at sample white room(Nara)

open:18:30 / start:19:00
charge 2000yen

act:Jez Riley French / ASUNA
原 摩利彦 Marihiko Hara /musika-nt/omoidemaigo

sound system:sonihouse

企画・制作:sukima industries


訪れ/音連れ。様々な国や地域からの来訪者と共に開催する音楽イベントです。

今回はイングランド・ヨークシャーから、サウンドアーティストのジェズ・ライリー・フレンチが初来日。マイク制作者としても高い信頼を獲得する気鋭のフィールドレコーディングアーティストを迎え、繊細かつ先鋭的な音の思索を試みます。

共演者に、サウンドアートからインディ・ポップミュージックまで広範なフィールドで活躍、リスナー/アーティストの双方から多大な支持を得ている金沢在住の俊英ASUNA、
さらにこちらも電子音楽家として意欲的なサウンドの実験を行う一方、ヴォーカルユニットrimaconaの鍵盤奏者/コンポーザーとしてポップフィールドでも目覚ましい活躍を行っている京都の原 摩利彦、
神戸からは、トイ楽器を始めとする親しみやすく温かなサウンドを用いて豊かなアンビエントミュージックを生み出すmusika-nt、
そして地元奈良より、サウンドユニットSJQのギタリスト・ナカガイトイサオが、
「夢」の音像化をイメージして活動を行うソロ名義・omoidemaigoとして登場します。

また、会場の音響は、奈良発のハンドメイドスピーカー工房sonihouseの特別協力のもと、
sonihouseオリジナル12面体スピーカーscenery(シナリー)を使用した上質なサウンドシステムが実現。
専門誌も取り上げるなど、ミュージシャンからも厚い信頼を獲得しているスピーカーにより、
アーティストの繊細なサウンドを存分に堪能して頂く環境が整いました!

素晴らしい5組の音楽家が織りなす濃密な音の体験、
ぜひ会場にてお楽しみください!


Jez Riley French
(ジェズ・ライリー・フレンチ)
イングランド・ヨークシャー在住のサウンドアーティスト/コンポーザー。
フィールドレコーディング・アーティストとしてソロでのライブパフォーマンスや展覧会などの活動の傍ら、他のアーティストとの精力的なコラボレーション、イベントオーガナイズやレーベル運営など、多岐にわたるアウトプットを行っている。
また、コンタクトマイクや水中マイクHydrophoneの制作者としての顔を持ち、
そのマテリアルは、イギリスBBCの音響技師を務める世界的なサウンドアーティスト・クリス・ワトソン氏が愛用し同局の番組でも使用されるなど、非常に高い評価を得ている。
本年度のツアーでは、初来日となる日本(東京、京都、奈良)、韓国(ソウル)、イタリア、ベルギー、イギリス(ロンドン)にて公演を予定。
http://JezrileyFrench.blogspot.com/
http://JezrileyFrench-inplace.blogspot.com/
http://engravedglass.blogspot.com/


ASUNA(アスナ)
2003年にスペインのLucky Kitchenよりデビュー・アルバムを発表後、
国内外問わず様々なレーベルより作品を発表、2008年に集大成的な2枚組の3rd.アルバム"THIS"をvectors/HEADZよりリリース。最新作は米ブルックリンを拠点とするMusic Relatedから発表された"flowers"。プリペアドされたリードオルガンとエレクトロニクスによるドローンを主体としつつ、ギターやクラリネット、チェロ等 の様々な生楽器と電子音響が絡み合った作曲作品から大量の玩具楽器やカシオトーン、サンプラーを使ったジャンクでローファイな作品まで、多様なスタイル を一貫したナラティブな作品としてまとめあげる特徴を持つ。昨年2010年にはOpitopeとの共作アルバムを米シンシナティのStudents of Decayから、佐藤実(m/s, SASW)との共作アルバムをイタリアのSenufo Editionsから、さらにアヴァン・フォーク・ドローン・バンドHELLLのメンバーとしてJackie-O MotherfuckerのTom Greenwoodが主宰するU-Sound Archiveより作品をそれぞれリリースしている。並行して、語源からその原義を省みた「機関・器官」としてのオルガンを扱ったインスタレーション作品の展示も行う。また、3 inchミニCD専門レーベルaotoao、カセット・テープ専門レーベルwaiting for the tapesを運営。
http://www.aotoao.jp/


原 摩利彦/ Marihiko Hara
静寂の中の強さをテーマに音作品に取りかかる。
2010年には、Tomas Phillips(LINE, NVO)との共作『Prosa』をリリース。
舞台作品の音楽も担当し、舞踊家ボヴェ太郎の作品の音楽を作曲。
高谷史郎演出『明るい部屋 -La Chambre Claire』(びわ湖ホール公演)に音響として参加。
また柳本奈都子とユニット「rimacona」を組み、2004年より活動。
ニューカレドニア、イタリア、フランス等でライブを行う。
2010年春にはドイツMille Plateaux『Clicks & Cuts 5.0』に参加し、
初のオリジナルフルアルバムとなる『黄昏とピアノ』(Parade)をリリース。
2011年6月9日、リズムに重点を置いた最新作『Credo』をHome Normalよりリリース。


musika-nt(ノムラスミトモ)
簡単な楽器や玩具、電子音でアンビエントロニカ奏でます。
ハンドメイド感たっぷりの音楽です。
神戸元町のフリースペース「space eauuu」オーナー。
http://www.musika-nt.com/



omoidemaigo
2003年から活動を開始したナカガイトイサオによる一人プロジェクト。
1981年生まれ。奈良拠点に活動。
「夢のサウンドトラック」というコンセプトをもとにエロクトニクス、
ギター・ ドローン、フィールドレコーディング、コラージュ、ノイズなどを駆使してミニマムな楽曲を制作している。
楽曲は、抽象的で感覚的ながらもどこかノスタルジック、
エモーショナルで穏やかなメロディーを持つ一面、即興的、不安定な荒々しさは、夢を喚起させる様な情景を内包している。
今は、夢そして現実の情景をも想い描く心地よいアンビエントサウンドを展開。
2009年には、アートコートギャラリーの展覧会「migratory - 世界に迷い込む -」で、
映像作家林勇気氏の出品作品の音楽を担当。
また、omoidemaigo以外では、SJQやTESTCARDなどで活動中。
http://www.eonet.ne.jp/~maigo/index.html



[sound system]
sonihouse
sonihouse (ソニハウス)は奈良を拠点に鶴林万平 (スピーカーデザイン)と長谷川アンナ (グラフィックデザイン)が主宰する音とそれにまつわる場とデザインについて考え実践する工房です。
12面体スピーカー"scenery"をはじめとするオリジナル /オーダースピーカーの設計・製造・販売。それぞれの空間と目的に合う最適な音響機器の提案・販売。
また、プロの演奏家と料理人を招いての音と食の家庭的おもてなしイベント「家宴」や音のワークショップなどを各地で企画・開催しています。