米子匡司 展覧会 [Lal / 音の道具]



米子匡司 展覧会 [Lal / 音の道具]
Tadashi Yonago Exhibition [Lal / instruments for sounds]

会期 : 2016 年 12 月 5 日(月)〜12 月 27 日(火)
会場 :「奈良町にぎわいの家」内 つし二階
開館時間:9時〜17 時
休館日 :水曜日

主催 :奈良町にぎわいの家
コーディネート:奈良アートプロム
キュレーション:sukima industries





奈良の歴史ある町家にて現代アートを展開するプロジェクト《奈良町にぎわいの家 つし二階アート企画》の第7 弾として、米子匡司『Lal/ 音の道具』展を開催いたします。
米子匡司は、主に自作楽器を使って演奏を行う音楽家です。自作楽器の制作を通して、音の立ち現れ方や、音の鳴るもの/ 鳴らせるものの振る舞いなど「音」そのものが生じるプロセスについて思考しながら、日常に存在する様々な音にも強い関心を払い、一般には「音楽」と呼ばれない領域へのアプローチを行っています。

その一方で、トロンボーンやピアノなど器楽奏者でもある作家は、和音やメロディ、リズムなどから構成される「音楽」の素養も併せ持ち、そのパフォーマンスは「音楽」と「非・音楽」の境界を横断するものとなっています。
こうした米子の活動は徐々に音楽の枠組みをも超えて拡張していき、現代アートの分野でも注目を集めるようになりました。 現在では展覧会での作品発表や様々なアートプロジェクトへの参加等、活動の場を広げています。
今回は、ライブにおいて米子と共に演奏を行う自律演奏装置のインスタレーション《Lal》と、作家自身が演奏する目的で制作した楽器群《音の道具》の展示を行います。
「音楽」と「非・音楽」の狭間から生み出された様々な作品を是非ご高覧ください。


米子 匡司 (Yonago Tadashi)



音楽家。トロンボーン/ピアノ奏者。プログラマ。
楽器やほかの道具を使って音楽を演奏したり、音を含む環境の制作や展示をしたり、音を扱う道具の制作(たとえば友人の家に玄関チャイムを作ったり)をしています。
直接音楽を扱うこと以外には、CD や本やその他いろいろな物品を街中で販売するための自動販売機の製作と設置。人が見聞きした事とそれについて考えた事を書くための紙とウェブの雑誌[余所見]の発刊や、自分や友人や出会った人たちが過ごすためのスペースの運営をしています。
グループワークとしては、SjQ(cubicmusic/HEADZ)、および SjQ++ メンバーとして活動。
同グループにて 2013 年アルスエレクトロニカ・デジタルミュージック部門優秀賞を受賞。近作は、町の地図を元に、フィールドレコーディングと演奏を組み合わせた《地図》シリーズ。


Asain Sounds Research projectでのパフォーマンス(マレーシア)



【奈良町にぎわいの家】
630-8333 奈良市中新屋町5
TEL:0742-20-1917
http://naramachi-nigiwainoie.jp/