yuki nakagawa presents..."o/t/c" scene.28



yuki nakagawa presents..."o/t/c" scene.28

 "今日-/ noミューz[sic].&"

supported by sukima industries

日程:2013年5月12日(sun)
会場:京都UrBANGUILD(アバンギルド)
http://www.urbanguild.net/

出演
Tralten Eller Utpult (from Norway)/
SjQ(cubic music / HEADZ)/
Takahiro Yamamoto(ex.Busratch) × ASUNA
中川裕貴、バンド (yuki nakagawa, band)

Open/Start:18:30/19:00
adv.2500 yen with 1drink / door.2800 yen with 1drink




<about o/t/c scene.28 「今日-/ noミューz[sic].&」>
text by Yuki Nakagawa

(音楽とは〇〇だ!という明確な定義を持たず)
音楽から外れようとする意志
を私はもっているわけで

それを考えたとき
これまでの「音楽」や「演奏」、「音楽鑑賞」について考える
この[o/t/c]は現代音楽との距離を取るということから始めたコンサートだ

サブタイトル「今日-/ noミューz[sic].&」は
「no[sic]muse/music today and」と読む

音楽から外れようとする
がしかし、それは音楽を止めることではない
ちょっとした距離感を、手を伸ばせば届くくらいの距離感を
音と音楽の間に作り出すための試行

音を使っていながらもそれが「音楽」ということが出来ない/言うことがはばかれる、
そんな新しい括りを作りたいと思っている(そんな括りは昔からあるのかも)
それは「音を使った・・・」ともいえる/としておけば良いのかもしれない

そういう意味で、今回の4組は「音を使った・・・」を行っている
それは「音楽的」に言えば、ノイズ、アンビエント、コラージュ、ドローン、現代音楽、即興、ジャズなどといったタームの範疇にかする部分はある
そういった各タームの範疇の存在は大いに認めているし、分類は必要だと思っているが

音は音楽ではない、
音は音楽だけではないのであり、
音の周りには「音楽」以外のものが多数存在していると私は思っている

そういったものを音を使いながら、掘り当てることはできるか?
その掘り当てたものを鑑賞者に伝える/見せることはできるか?
はたまたその発掘作業は「音楽」でいられるか?

4組の発掘作業は新しい「音楽」だと思っている
(音楽とは●●だ!という明確な定義を持たず)

「今日、ミューズ/音楽、ない、そして」
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Tralten Eller Utpult

John Hegre - guitar
Kristoffer Riis - guitar
Thore Warland - drums

2012年、ノルウェーのベルゲンにて結成。
ThoreとKristofferはノイズ・ロックグループSTAERで共に活動、
同様にJohnとThoreはバンド Polygonjunxのメンバーとして活躍している。

また、Johnはノルウェー・エクスペリメンタルシーンを代表するユニットJazkamerをはじめ、NOXAGT、Golden Serenades、 Rehab、 Black Packers、 Kaptein Kaliber、 Public Enemaといったグループに主要メンバーとして名を連ね、EUシーンを代表する重要アーティストとして注目を集めている。日本のアーティストとも親交が深く、これまでにも大友良英やメルツバウ、中原昌也ら多数の音楽家との共演やコラボレーションを行っている。
彼らの音楽は、ヨーロッパのフリーインプロヴィゼーションや、ノルウェーそして日本のノイズミュージックからの多大な影響のもとで展開される。
http://traltenellerutpult.blogspot.no
https://soundcloud.com/traltenellerutpult
http://www.mozartkebab.com
http://jazkamer.blogspot.no/
http://publicenemasound.blogspot.no/



SjQ
SjQは、魚住勇太(ピアノ)、米子匡司(トロンボーン)、ナカガイトイサオ(ギター)、アサダワタル(ドラム)、大谷シュウヘイ(ベース)そして人工生命によるプロジェクト。
ループを用いず、一つ一つの音と音がドミノのように連鎖反応させることで、音楽が生まれ、展開する。演奏はコンピュータなどで、生演奏をリアルタイムで音響処理を行う、ライブエレクトロニクスという手法で行われる。
http://www.dubdb.com/sjq/




Takahiro Yamamoto × ASUNA



Takahiro Yamamoto
2010年まで活動したターンテーブルデュオ BusRatchの元メンバー。
特殊なターンテーブルのインプロビゼーション演奏を行う。
1998年よりターンテーブル8台での同時即興演奏を行う実験的DJ集団のメンバーとして活動を開始、以降様々なアーティストとセッションを続ける。使用する機材はターンテーブルのみ。プリペアドレコード、さまざまなオブジェクトをターンテーブル上で再生、カートリッジとアームによる音の増幅で音を即興的に構築する、その誤作動とコントロールと何か。

2009年ベルリンでターンテーブリストのフェスティバル The International Turntable
Orchestraに参加。eRikmやMartin Tetreault、Martin Ngなどと共演。
まもなく、ナカタクジ(sax,tape)とのデュオで、a binary datumより7インチアナログ、
またチューリヒのパーカッション/アナログシンセ Jason Kahnとのトリオ作もリリース予定。

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ASUNA(アスナ)
語源から省みる事物の概念とその再考察をテーマに作品制作を行い、2002年「organ」の語源からその原義を省みた「機関・器官」としてのオルガンを扱ったインスタレーション作品『EACH ORGAN』を制作発表。以後、展示に関連した解体されたオルガンによるライブ・パフォーマンスも行い、ドイツ「transmediale 2008」、ベルギー「Happy New Ears 2008」、スロヴェニア「International Festival of Computer Arts 2012」への招聘を受ける。
それらと並行した音楽制作としては、2003年、スペインのLucky Kitchenよりデビューアルバム『organ leaf』をリリース。以降、アメリカ、イタリア、イギリスなど海外を中心としたレーベルより多数のアルバムを発表。多様なスタイルを一貫したナラティブな作品としてまとめあげる特徴を持つ。ミニCDやテープ中心のaotoaoレーベルも運営。
http://www.aotoao.jp/



中川裕貴、バンド
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半世紀ほど前から繰り返される、音楽上で再生される
ギャグと事故、その伝統芸能と現場検証について
すべての「?」が/の/は「!」。
cello, electronics, computer, violin, piano, 中川裕貴, 横山祥子, 菊池有里子,,,
が一列に3次元ないし4次元。
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という5層五線譜・順不同(root on 4-D)
※写真は来ない「、バンド」メンバーと「音楽」を待っている中川裕貴さん、27歳。
http://nonpage.exblog.jp/

venue info:

UrBANGUILD(アバンギルド)
京都市中京区木屋町三条下ルニュー京都ビル3F
TEL/FAX 075-212-1125

http://www.urbanguild.net/